【我が子の癇癪で疲れたママやパパへ。】自閉症の我が子を叱り過ぎないためにしている3つのこと。

自閉症

子育てにおいて、感情的に叱るってよくないですよね。

本、テレビ、SNS。

いろんなところで言われています。

さらに、自閉症児の特性として、『マイナスな出来事が強く記憶に残る』というものがあります。

だから、なおさら感情的になってはいけない。

わかってる。わかっているんです。

でもでも…。

でもでも言って怒ってばかりいるうちに、きー君が突然歌を歌い始めました。

某イスの番組に出てくる、マスクの歌がベースになっているようです。

それを聞いて、猛省中のヤドママです。

怒りの感情をコントロールするためにはどうしたらよいのか?

ヤドママなりに調べて、これは実践しやすいな~という思ったものを紹介します。

最近叱りすぎているなと感じいる方の、少しでも参考になれば幸いです。

きー君、心の替え歌

きー君
きー君

それでは聞いてください。

ママ 大好きなんだ~♪

だけ~ど いじわるなんだ

いつ~も けんかしてる~んだ

だか~ら パパとあ~ちゃんと3にんであそんでるんだ~♪

いじわる~♪ いじわる~♪

あーちゃん(第2子)に授乳している横で、急に歌い出したきー君。

いかんいかんいかん!

めちゃくちゃ意地悪って言われてる💦

しかも「けんかしてる~んだ」は多分、ヤドママがいつもヤドパパに対して怒っているから💦

本当によくない😨よくないよ…

この日から気を引き締め直すヤドママでした。

「叱りすぎない」ために実践していること

叱りすぎないようにするには、どうしたらよいのか。

中田敦彦さんのyoutube大学が分かりやすく、勉強になりました。

ヤドママが以前から心掛けていたことと、中田敦彦さんの動画から新たに学び実践していることを紹介します。

それって子どものため?自分のため?と考える

ヤドママがきー君を叱るのは、たいてい朝や夕方。

時間や準備に追われているときでした。

「ヤドママの家事が進まないから」「ヤドママが仕事に遅れるから」

自分のためであって、きー君のためではないことに気がつきました。

では、叱っていいのはどんなとき?

①ケガにつながるような、危険なことをしたとき。

②他人や自分を大事にしないとき。

ムカッときた時には、「この2つに当てはまるかな?」と考えてから叱るよう心掛けています。

「普通~~でしょ。」という考え方をやめる

「普通、このくらいできるでしょ。」「普通、こうするでしょ。」「普通、こう考えるでしょ。」

自分の『普通』を相手にも求めた時に、怒りの感情が生まれます。

毎日飽きもせず、何かしらで怒っているおばちゃんがいました。

その人の口癖が、「普通は~よね。」「~~べきでしょ。」でした。

ヤドママ
ヤドママ

お前の言う『普通』って何?うぜー。

と思っていたヤドママですが、ブーメランですね。

きー君に対して思った数々↓↓

普通、このぐらいできるでしょ!」「何でこのくらいで癇癪起こすの?」「静かに座っているべきでしょ。」

もう少しきー君が大きくなったら、こう言われてしまいそうです。

きー君
きー君

お前の言う『普通』って何?うぜー。

『普通』は人それぞれに違う。

そう思って人と接することは、相手を理解し尊重することにも繋がります。

私の『普通』を大いに上回った姿を見せてくれるきー君と接するには、特に大切なマインドです。

怒りの元の感情を知る

怒りの元にある感情が何なのかを考えるように、心掛けています。

例えばヤドパパに話を聞き流されたとき。

「何で聞いてくれないの?」と怒りの感情がうまれるヤドママ。

「ちゃんと話を聞いてほしい。」という『虚しさ』や『悲しみ』の感情が元となっています。

だから、「悲しいよ。ちゃんと話を聞いてほしい。」とヤドパパに伝えてリクエストすることが正しい表現になります。

他にも、『恥ずかしい』『困惑』『悔しい』など怒りの感情の元はさまざま。

理性は6秒後にやってくるそうです。

カッとなった時には「怒っているけど本当の感情は何?」と考えているうちに6秒がたち、少し冷静になれそうです。

『叱られやすいタイプの子』に対して、できること。

きー君が叱られやすい理由

きー君はいろいろな所で、『叱られやすいタイプのお子さん』と言われます。

多動で不器用、境界知能のきー君は、人よりできないことも多い。

でも、全くできないわけではない。

それ故に、「なんでやらないの?」「ふざけてるの?」「努力不足なんじゃない?」

と勘違いされることも多いです。

心理士さんからの評価とアドバイス

個別療育でお世話になっている心理士の先生に、ある日こんなことを言われました。

心理士さん
心理士さん

きー君くらいの認知能力では、自分の『できる』『できない』がわかっているはずです。

こちらの提案したことに対して、ふざけてみせたり他のやり方をしてしまったりするときがあるのは、もしかしたら『できない』と判断したときなのかもしれません。

きー君なりの『回避行動』の可能性があります。

故に𠮟られやすいタイプの子であると。

どのように周りはサポートしていったらよいのかも教えてもらいました。

・まずはできそうなことから、自分で最後までできた!という経験を積み重ねる。

・できないときには、途中まではサポートして最後はきー君にやってもらい達成できるようにする。

・回避行動が見られたときには、他の方法を一緒に考えたり手伝うことを提案したりしてみる。

そして先生からありがたいお言葉。

心理士さん
心理士さん

これはきー君の成長でもあります。

以前は『できない』ときに物を投げたり大声を出したりしていましたよね?

先生の話を聞いて、はっとさせられました。

確かに、言われてみれば大きな癇癪は減ってきたような気がします。

それを良いことに私は…。

私が怒ると「ごめんなさい!」と謝るようになったきー君に、すっかり甘えていました。

替え歌だって、癇癪という形が変化した成長からくるものなのかもしれない。

きー君は成長していたのに、ヤドママはちっとも成長していませんでした。

ヤドママ、調子に乗るんじゃねえ!

まずはヤドママが叱りすぎないこと。

そして、きー君ができないことに直面した時に、きー君も周りもハッピーになれる方法を一緒に考えていきたいです。

イライラすることの多い子育てだけど、人生が豊かに!

定型発達児の子育てをしているママには怒られるかもしれないけれど。

自閉症児の子育てって、+αで大変だと思います。

自分の思っていた『常識』『思い描いていた道』がことごとく覆されて、泣けてくることもあります。

だけど、その+αのおかげで、物事を丁寧に考える癖がつきました。

今回の『叱りすぎ問題』もそのひとつ。

「どうして我が子はこのような行動をとるの?」

「叱りすぎないためにはどうしたら?」

もし、きー君が定型発達だったら。

こんなにじっくり考えることはなかったかもしれません。

きー君に向き合うことは、必然的に私自身にも向き合うことになります。

そうすると、今まで見えなかった世界が見えるようになる。

知らなかったことを知ることは、見える世界が広がるということ。

本当に、きー君には人生を豊かにしてもらっています。

今度は私が(もちろんヤドパパも)きー君に恩返しをする番です。

話が少しそれてしまいましたが…

最近叱りすぎていると感じるママやパパへ。

私も一緒です!一緒に改善していきましょう!

それでは、また!

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